2025.10.03

10月に入り、冬支度を始める季節がやってきました。物置やガレージの奥から、昨年使ったスタッドレスタイヤを引っ張り出してきた方も多いのではないでしょうか。
そして、毎年多くのドライバーが頭を悩ませるのが、この問題です。
「このタイヤ、見た目はまだ使えそうだけど、本当に今年も安全なのだろうか?」
タイヤは決して安い買い物ではないため、「できるだけ長く使いたい」と思うのは当然です。しかし、性能が落ちたスタッドレスタイヤで冬道を走るのは、命に関わる大変危険な行為です。
そこで今回は、ご自身のスタッドレスタイヤの寿命を正確に見極めるための、プロが実践している「3つのチェックポイント」をご紹介します。
これが、最も分かりやすく、かつ重要なチェックポイントです。スタッドレスタイヤには、夏タイヤのスリップサインとは別に、冬用タイヤとしての使用限界を示す**「プラットフォーム」**という印があります。

確認方法:
タイヤの溝の中をよく見ると、数カ所だけ一段高くなっている部分があります。これがプラットフォームです。タイヤが摩耗して、このプラットフォームの高さと、タイヤ表面の高さが同じになったら、それは「冬用タイヤとしては、もう使えません」という限界のサインです。
溝の残りが50%以下になると、雪を排出し、氷上の水膜を除去する性能が著しく低下します。法的な罰則はありませんが、安全性能は期待できません。
「溝はまだ十分残っているから大丈夫」と考えるのは、実は早計です。スタッドレスタイヤの性能を左右するもう一つの重要な要素、それが**「ゴムの柔らかさ」**です。
スタッドレスタイヤは、氷の表面にあるミクロの水膜を取り除くことで、氷に密着(グリップ)します。この性能は、タイヤのゴムが柔らかいからこそ発揮されるのです。
しかし、タイヤのゴムは時間の経過と共に油分が抜け、紫外線などの影響でだんだんと硬化していきます。カチカチに硬くなったゴムは、たとえ溝が深くても氷の上をツルツルと滑ってしまい、ブレーキをかけてもなかなか止まることができません。
確認方法:
ゴムの硬化は、見た目や手で触っただけでは正確な判断が難しい部分です。一番確実なのは、私たちのようなプロが持つ**「硬度計(こうどけい)」**という専門の器具で測定することです。
タイヤはゴム製品であるため、使用していなくても時間と共に劣化が進行します。タイヤの寿命を判断する上で、製造されてから何年経っているかも大切な目安になります。
確認方法:
タイヤの側面(サイドウォール)には、「3523」のような4桁の数字が刻印されています。これは「2023年の35週目(8月下旬頃)に製造された」という意味です。
一般的に、スタッドレスタイヤの寿命は使用開始から3~4シーズンが目安とされています。
また、タイヤの側面や溝の底に、細かい**「ひび割れ」**が発生している場合も、ゴムの劣化が進んでいる危険なサインです。
ここまで3つのポイントをご紹介しましたが、「溝はギリギリだけど、ゴムはまだ柔らかそう…」など、判断に迷うケースもあるかと思います。
そんな時は、どうか**「安全」を最優先**に考えてください。岩手の厳しい冬道では、その「ギリギリ」の性能差が、事故を防ぐかどうかの境目になることもあり得ます。3つのポイントのうち、1つでも不安な点があれば、それはタイヤからの「買い替えサイン」だと捉えるのが賢明です。
「自分のタイヤの状態を、プロの目でしっかり見てほしい」
そう思われた方は、ぜひお気軽に私たちにご相談ください。
私たち東京自動車株式会社では、お客様がお持ちのスタッドレスタイヤの無料状態診断を実施しています。
専門の知識を持つ整備士が、
プラットフォームのチェック
専用の硬度計によるゴムの硬さ測定
製造年数やひび割れのチェック
を責任を持って行い、「この冬、もう一年安心して使えるか」を客観的にアドバイスさせていただきます。
冬の安全を憶測で判断せず、プロの診断で確かな安心を手に入れてください。
→タイヤ診断のご相談・お問い合わせはこちらから(share.google/7gSYnckedg52xyr5P)
東京自動車株式会社
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